KDDI通信障害から宇宙天気のことも考える
KDDIの通信障害に関して。
自分はdocomo回線を利用していることもあり、直接的な影響はありませんでした。
しかし、個人・法人問わず世の中に大きな影響を与えたことは事実のようです。
死傷者が出るような事態には至っていないようですが、今後自動運転やドローンなどの無人機が普及すれば、人身事故に至るリスクも高まるでしょう。
今回の事故の原因は存じ上げませんが、このような事態は人間のミスが引き起こすものである可能性も高いです。
今の段階でこのような大規模障害が発生したことで、通信事業者は同じ過ちを繰り返さないよう対策に力を入れるでしょう
ただし、去年docomoも通信障害を起こしていることを踏まえると、あまり学習していないのかもしれませんが。
とはいえ、そういう意味では、今回はいい学びの機会と捉えることもできるかもしれません (他人事なので言えることですが)。
ただ、人災はこれである程度回避できるかもしれませんが、天災によるリスクもあります。
太陽フレアや太陽風の影響によって、通信障害が発生することが知られています。
過去には大規模停電なども引き起こしています。
観測史上では1859年のいわゆるキャリントンイベントが最大規模のフレアであると考えられています。
人工衛星もない時代に発見できたのですから、相当な規模だったのでしょうね。
実際、磁気嵐が発生したり、オーロラが見えたり、電信用の鉄塔は発火したりしたそうです。
同じ現象が現代で発生したら、大変なことになると思われます。
太陽フレアの発生を予測する研究も進められていますが、24時間後の予測ですら完璧ではありませんでした。
予測できたところで、どう対策すればいいのかは、よくわかりませんが、、、
通信障害や停電以外にも、宇宙飛行士及びCAの放射線被曝など色々な課題があるので、宇宙天気予測の研究は今後も賑わいを見せそうですね。