後で考える

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0ベース思考

読んだ本

0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる | スティーヴン・レヴィット, スティーヴン・ダブナー, 櫻井祐子 |本 | 通販 | Amazon

0ベース思考

「ヤバい経済学」の著者コンビですね。

概要

原著タイトルが「Think like a freak」であり、フリークのように考えることを様々なストーリーを通して勧めています。

日本語タイトルが「0ベース思考」なので、先入観なく物事を考えようという内容かと思っていましたが、それは一側面に過ぎないですね。

因果と相関の話や、インセンティブにまつわるストーリーは、「0ベース」というより「ファクトベース」で考えることの重要性が示唆されているようにも思えます。

他にも「知らない (I don't know)」ということの重要性や、オムニバス形式と言ってもいいほど様々なストーリーが出てきますが、本書でも述べられている通りそれは彼らが物語として伝えることの効果を理解しているからですね。

なので、ハウツー本だと思って手に取った人は、なんだこれと思うかもしれません。

具体的なメソッド等がまとめられているわけではないので。

感想

元々、転職するかどうかを悩んでいて、何か考えるヒントにならないかと思い手に取りました。

現状維持バイアスに取り憑かれているんだろうなと思いつつ、なかなか失敗だと認めるのは難しいですね。

転職することで更なる失敗を呼び込むリスクもありますし。

最終的にコイントスで決める話もあります。

選択肢が多いとかえって満足度が低下するという話もありますが、実際誰かに決めてもらったほうが楽だったりするんでしょうね。

まずコインで決めるべきかどうかを決めなければいけないのですが。

ちなみに、なんか聞いたことのある話が多いなと思っていたのですが、数年前に実は一度読んだことのある本だと途中で気がつきました。

平易に書かれていて読みやすい分、あまり印象には残っていなかったのですね。