流石に「ビヘイビア」は読んでいて恥ずかしい
一応、ITコンサルタントとして働いているので、色々なカタカナ語に触れる機会があります。
アーキテクチャとかコンポーネントとかスキルとかナレッジとか色々です。
アルファベット3文字の略語とかも多いですが (CRM, SCM, PPM, CDP, PMS...もういいや)、日本人にとってはイメージしづらいものが多いですよね。
日本人は漢字に親しみがあるので、知らない言葉でも字を見ればある程度想像できるという部分もあると思います。
カタカナ語は音として聞く分にはあんまり違和感がないのですが、文字でビヘイビアとかエクスキュートとか見ると気持ち悪いですね。
別に国粋主義者でもないですし、それで世の中がどうこう言うつもりはありませんが、不親切だなあとは思ってしまいます。
自分も大学院時代が長かったのであまり人のことは言えないのですがね。
今でも話に割って入る時、「インタラプト (interrupt) して申し訳ないけど〜」とか言ってしまいます。恥ずかしいです。
(あとなぜか逆に「コンピュータ」のことを「計算機」と言ったりする。これは謎。)
もちろん、概念として既存の日本語では端的に表現できない場合もあると思います。
明治時代とかは文学者とか政治家?が外来語にそれっぽい文字を当てて新しい日本語を作っていたわけですが、最近はそのままカタカナとして受け入れることが多いのですかね。
そういえば先日、G7と日本の気候変動問題に関する共同声明で "predominantly" が「大宗」と訳されていましたが、なぜわざわざ難しい言い回しをするのでしょうか... 「大部分」とかで良くないか?
これならもはや英語のままの方が意味が想像しやすい気もします (pre-dominant-ly)。
伝えたい相手との共通言語で話すというのがコミュニケーションの常識だと思うのですが、この共同声明は誰に向けたものだったのでしょうか。