後で考える

本、旅行、資格、お酒について書くと思います

サイコロジー・オブ・マネー

読んだ本

The Psychology of Money

サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット

www.amazon.co.jp

基本的にこういうタイトルの本は胡散臭いなと思ってスルーするのですが、日経で推薦されていたので買ってみました。

僕も就職して投資信託株式投資をするようになったので、興味はありました。

ざっくり言うと、自分の投資目的 (ミッションステートメント) を立て、それに従おうと言うことです。

自分が長期的な投資を目的としているのならば、短期的な投資で上手く行っている人のアドバイスを得ても効果がないと言う意味でもあります。

ちなみに僕の投資のミッションステートメント:
20年以上の長期的なスパンで自分が応援したい企業、普及してほしい技術などに投資する。

こんな感じで考えました。

自分のお金を増やすためだと思うと、上手くいかなかった時にすごく落ち込む気がしたので、投資自体がある種の社会貢献だと思い込むようにしている面もあります。

著者も自分の好きな企業や実現してほしい技術に投資するという考えを持っており、ちょっと影響を受けた感じもしますね。

ちなみに僕はビールが好きで、これを読んだ後キリンの株を買いました。

別にキリンにこだわりはなかったんですけど、結果的にスーパーで飲料を買うときにキリン以外の商品を購入することに躊躇いが生じるようになってしまいました。

さらば黒ラベル。こんにちは一番搾り


以下、重要そうだなと思った話。

まず、投資やビジネスで成功している人も百発百中ではないことは理解したい。

たくさんの失敗で損失を計上している中で、ごく一部の大成功 (テールイベント) で利益を得ている。

次に、十分を知ることの重要性。

もっと働いてお金を稼げばよかったとか、物欲を満たせなかったことを後悔する人は少ない。

自分も見栄や尊敬を得るために良い服や靴を買ってしまうことがある。

自分が本当にそれを好きで買うならいいが、他者の評価は関係ないし、それで尊敬もされるかどうかは不明。

そして、投資は継続するもの。ずっとうまくはいかない。でも最終的に良くなると信じる。

最後に、目的のない貯蓄。

未来に何が起こるかは全くわからない。

一般的に貯蓄は教育とか旅行とか目的を持ってするものと思われがちだが、キャリアや人生に関して柔軟性を保つためにも、目的のないいつでも使える貯蓄があるといい。

買わなかった高級車やダイヤモンドが富である。

これはいい言葉だと思った。

別に禁欲や節制が美徳だと思っているわけでもないですし、お金を使わずに残して死ぬのも勿体無いなと思います。

ただ、僕の年代だと100歳くらいまで生きる確率も割と高いので、油断はできないなと言う感じです。

それにしても、これから70年とか経っても人類は働かないと生きていけないのでしょうか、、、